2026/01/11 16:40
留め屋では、ガラスのかたちを雫と呼んでいます。
それは、
何かを成し遂げた証でも、
前向きになれた自分を誇るための印でもありません。
ただ、
うまく言葉にできなかった感情や、
静かに抱えていた心の動きを、
そっと留めておくためのかたちです。
雫は、
いつも同じ場所に現れるわけではありません。
あるときは、
夜が終わったとは言えない朝の手前で。
あるときは、
何も起こらなかった一日の、
それでも確かにあった気配として。
またあるときは、
理由もなく心がほどけるような、
森の奥の静けさとして。
ここに載せていない雫たち
このページに並んでいる雫は、
留め屋のすべてではありません。
今はここにいない雫、
制作をお休みしている雫もあります。
それは、
失われたのでも、
忘れられたのでもなく、
静かに眠っているだけかもしれません。
雫には、
出会うタイミングがあります。
必要なときに、
必要なかたちで、
ふと目の前に現れる。
そんな存在であってほしいと思っています。
留め屋について
留め屋は、
「何かにならなくても、
在っていいと確かめるためのガラスの雫」を
制作しています。
身につけるためだけでなく、
心の片隅に置いておくような存在として。
もし、
今日ここで手に取らなかったとしても、
どこかで思い出してもらえたなら。
それだけで、
この雫たちは、
ちゃんと役目を果たしているのだと思います。
もし、もう少し雫を見てみたくなったら、
こちらに場所があります。

